◆宅建資格を取るメリット
私は不動産投資の趣味が高じて(?)、一昨年、宅地建物取引主任者、つまり宅建の資格を取得しました。不動産投資をするにあたって、宅建資格はなくても構いませんが、あるに越したことはないと思います。不動産業界にいない限り、宅建の資格自体が大した価値があるとは思えませんが、宅建試験で勉強する内容が不動産投資にとても役立つのです。
宅建とは、不動産業者が契約実務を行うにあたって必須な資格なのですが、はっきり言って大して難しい資格ではありません。全力でやれば2ヶ月くらい、のんびりやっても半年あれば十分取得可能なものです。宅建の勉強をすると、物件の取引に必要な重要事項説明書の読み方や各種の用語類、簡単な評価法や建築、法令などを効率良く学んでいくことができます(日常役に立ちませんが、民法も少々かじることができます)。
どういう物件が高く評価されるのか、違法建築とは何か、物件の評価で注意すべき点は何かなど、そういったことを網羅的に学べるのは不動産投資に必要なことだとは思いませんか?私は取っておいてよかったと思っています。
私は日本一、安く簡単に宅建を取得したと思っています(ちょっと言いすぎですか…?)。会社も相当忙しい時期でしたし、良くて土日と平日の夜ちょっとくらいしか勉強しませんでした。投資したテキスト代はわずか1万円、公開模試代もだいたい1万円くらいでしたので、締めて2万円で合格しました。ちなみに宅建の試験代は7千円です。
私にとってはもう要らないノウハウですので、これを完全公開したいと思います。私はこれ以外の努力も投資もしていません。まだ取られていない方は是非チャレンジしてみてください。
宅建資格は不動産投資にとても役に立ちます。自身で実証済み、日本一簡単で安く取得できる受験ノウハウを「
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◆宅建試験 手始めと概要
さあ、宅建の勉強を始めようと思い、私は受験の定石に従って試験対策を考えました。通常、どんな試験でも「インプット+アウトプット訓練」の流れを踏むものです。ご存知かと思いますが、インプットとは試験に必要となる”知識”を頭に詰め込む作業です。アウトプット訓練とは詰め込んだ知識を実際にテスト形式で実践する訓練です。まずはインプットから始めました。
ちょっと前の話なので少しあやふやですが、私はまずインターネットで宅建の試験範囲やテストのスケジュール、傾向などを研究しました。役に立ちそうな資料は会社でこっそりと印刷して電車の中で読んだ記憶があります(いけませんねぇ…)。今も変わっていないと思いますが、テストは2時間で50問、合格ラインはおおよそ35点、つまり70%合っていれば合格だということが分かりました。1問あたり2分くらいかけて良い、そして15問も捨てて(間違って)構わないということです。
間違っても満点を取ろうなどとは思わずに、勉強する分野にメリハリをつけて対策をしなくてはなりません。
宅建試験は
1:権利関係
2:宅建業法
3:法令上の制限
4:その他の分野
と4分野から出題されます。
その出題比率はだいたい3:3:2:2となっています。つまり、権利関係と宅建業法に力を傾斜配分するべきなのです。また、権利関係は民法なので少し点を取りにくいと思いますので、宅建業法をより完璧にしておいた方が他の受験者との差がつきやすくなると考えられます。
◆宅建試験 知識を身につける
宅建の試験は10月なので、もしも勉強を始める時期が春くらいであれば贅沢仕様の勉強ができます。2ヶ月くらいかけて、ゆっくりと全般的な「テキスト(どこでも宅建)」を読むことをお勧めします。
第1読目、最初は全然覚えられないと思います。重要なことはどういう範囲と内容が試験に出るのかと用語の意味くらいで良いかと思います。1読目は、試験範囲が広いなぁ、覚えきれるかなぁと思うことでしょうが、慣れてくるとそれほど大した量でもなく、余裕で覚えられます。焦らないでくださいね。
第2読目は、意味を理解するようにしてください。少し構造的に把握するようにします。建築基準法の用途規制などは、ただの表にしか見えませんが、良く見ると傾向があることが分かります。このように少し分析的に読んでいくと良いと思います。
第3読目くらいまでくると、暗記はできていないまでも問題集の解説の意味などが理解できるようになっていると思います。テキストに書かれている順が絶対ではないので、ご自分で弱いと思う箇所を中心に読み進めていくと良いと思います。自分が苦手そうなところも把握していると思います。そろそろ計算なども実際に手を使ってやってみましょう。
よく試験対策で出てくる話ですが、手始めに網羅的だがとっつきやすいテキストを3回読めと言われます。これで全体を理解し、暗記の基礎を作るわけです。いきなり最初のページから暗記モードで始めるから、概要が理解できなくてつまらない試験勉強となるのです。
◆宅建試験 暗記モードに入る
だいたい宅建の概要と教科書レベルの知識を得たところで、次は試験に出る内容を暗記していくことにします。ここでのテキストはテストに的を絞った「らくらく宅建塾」を選びましょう。なんとなくムカつく本ですが、テスト仕様のすばらしい本です。なんだか恥ずかしい語呂などを駆使し、出ないところはばっさりと切り捨て勉強しないという、試験にしか役に立たないです。しかし、テストには役に立つ本です。
これよりあとは、このテキストを中心に勉強していきます。ただの表や文がなぜか立体的に覚えられるようになります。これも2回くらいは読んだ方が良いと思います。
宅建の試験業界には代々伝わる試験用の語呂があるようです。10個くらいはどこにでも書いてあるのですが「らくらく宅建塾」はレベルが違い、ほとんど総ての暗記事項に語呂をつけてあります。しかもどの語呂も読んでバカらしく、恥ずかしいものばかりです。そんなものまで語呂つけなくても覚えられるだろうというものも多いですが、お陰で頭の中で表を書き出すことができるようになります。
こういう本に出会うと、本当に宅建くらいで10万円も20万円もする講座を受けるのがバカらしくなります。試験テクニックの塊みたいな本です。
◆宅建試験 アウトプットの訓練
試験範囲の知識が身についたら次は実践対策をしましょう。アウトプットの訓練は過去問を実際に解いていくのが常套手段です。私の場合は、テキストとして使った「らくらく宅建塾」に連動している過去問宅建塾を利用しました。これは3分冊となっていて、「権利関係」、「宅建業法」「法令上の制限・その他の分野」と分かれています。全部買っても5,400円+消費税くらいですね。
これの良いところは、テキストと連動しているところです。この問題で使うべき語呂はなんだったか、テキストの何ページに説明が載っているのかなどが記載されており、それこそ立体的な学習ができました。近年の出題傾向にあわせて、分野的にかなり絞られた構成となっています。割の良いアウトプットができると思います。
私の場合は2回くらい解いたところでだいぶ飽きてきたので、もう完璧というところはマークをつけ、封印をしてしまいました。間違うかもしれない部分だけを残して、極めたところはガンガン消していくと、最後に苦手箇所のみが残るようになります。その分野を再度網羅的なテキスト「どこでも宅建」を使って集中的に攻めて行くわけです。
◆宅建試験 総仕上げ
普通にやっていれば、ここまででもう3ヶ月は経っていると思います。気合で勉強すれば恐らく2ヶ月コースで大丈夫だと思いますが、少し余裕を見て7月には始めた方が良いでしょう。
自宅学習がおおよそ完了したら、アウトプットの総仕上げとして、公開模試を受験することをお勧めします。試験のシュミレーションとして雰囲気に慣れることに始まり、実際に近い問題冊子、マークシートなどを何回か体験することで、実践への準備が整ってきます。ここでケチってしまったら元も子もありません。
私は「LECの宅建公開模試」を受験しました。コースは「実戦編+ファイナル 一括(全4回) 8,000円 」です。水曜日、土曜日、日曜日と選択できるのですが、私は土日はもったいないと思ったので、水曜日の夕方6時半からのテストにしました。会社が終わるのが6時なので、それこそ必死で定時にあがって、地下鉄を駆け抜けてギリギリ5分前に到着というパターンでした。
毎回、汗を拭くまもなく試験開始だったので、かなり最悪の条件での実践シュミレーションができたと思います。一度、すごい嵐のお陰で15分遅れで会場に到着し、それでも合格ラインに届いていたことがありました。結果、試験当日にどんな事故が起きてもなんとかなる自信がつきました。
このコースは本番と同じ条件で試験を受け、その後解説をするという流れです。毎回、ランキングが発表されるので、合格ラインに乗っているかどうかをだいたい把握することができます。なにより助かるのは、本では対応できない分野に対応しているというところです。
例えば「宅地建物に関する統計」という分野や、「税金関係」分野は、例年修正されるものですので、1年も前に出版されている本で紹介されていないことが多いのです。ですので、このコースで最新のデータを覚え、より万全にしていくことが重要だと思います。
◆宅建試験〜主任者証交付まで
試験当日は外部の大学などで受験します。駅からゾロゾロと本当にすごい人数が受けているんだなと実感しました。友達同士でワイワイ受けに来ている連中も多いです。1/3はハナから合格できる感じではないと思いました。実際にライバルになる人数は総受験者数の内の半分くらいではないでしょうか。
こちらはお遊びではないので、一発で合格しなくてはなりません。試験なんかにいつまでも時間を取られるわけにはいかないのです。見直しも完璧に、マークミスなんかもっての他です。テストが終わったら、模範解答で点数チェックをしている人が多いですが、終わったことに一喜一憂してもしょうがないので、私の場合は採点もしませんでした。結果が届くのを待つのみです。
試験の合格通知が来たら、今度は実務講習を受けなくてはなりません。2年以上の実務をしている方には関係ないですが、私は兼業大家で業種も全く違うので受講しました。なんと通学2日+通信教育で45,000円も取られてしまいます。内容も本当にどうでもいいものばかりでした。これも免許のため、我慢我慢…。
最終的に主任者証を交付されるまでには半年くらいかかります。費用もだいぶかかります。はっきり言って会社から手当てもつかないので割に合わないような気もしますが、それでも不動産投資をするためにはいい勉強であると同時にちょっとしたハクにもなるので、自己啓発と思ってチャレンジしてみましょう!